109シネマズ名古屋で「海街diary」を観る。ボクはこの作品に、ひとつの印象を持ちました。よく食べるなあ、と。

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映画『海街diary』公式サイト | 大ヒット上映中

鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。こうして鎌倉での生活がスタートするが……。

引用元:映画『海街diary』 – シネマトゥデイ

食事で分かる、人との距離感

この作品、食事をするシーンがとにかく多い。食事があるから会話が進むのかと思ってしまうくらい。でも、これって普段の生活そのものだなあって思ったんです。

食卓を囲んでいる献立やなにげない仕草で、すずが鎌倉での生活になじんでいっているのが分かる。一緒に食事をすることでお互いの距離が縮まるってことは、普段の生活でもあるよね。

コンビニで買ったものがほとんど出てこない、ってところも、食事とコミュニケーションとの密接な関わりが浮き彫りになっている。食堂で食べるのだって、顔なじみのおばさんとの会話があるからね。人間社会での「食べる」という行為は、単に栄養をとるだけのものじゃないってことなんだよね。

フードスタイリストの飯島奈美さんが手がけていたのか!

この作品、食べ物がホントに魅力的に映されている。エンディングのスタッフロールには、フードスタイリストの飯島奈美さんの名前が、やっぱりそうか、と納得。映画「かもめ食堂」とか「南極料理人」テレビドラマ「深夜食堂」のフードスタイリングをしている方です。


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