ミッドランドスクエア シネマ2で「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」を観る。こんなアニメーション作品があるなんて!

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映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』公式サイト

クボは三味線を奏でることで折り紙を自由に操ることができるという、不思議な力を持つ少年。かつて闇の魔力を持つ祖父に狙われた際に父を亡くし、片目を奪われたクボは、最果ての地で母と生活していた。しかし、闇の刺客に母までも殺されてしまう。両親のあだ討ちを心に誓ったクボは、面倒見のいいサルと弓の名手であるクワガタを仲間にする。

引用元:映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 – シネマトゥデイ

温かみのある、ストップモーションアニメの世界

荒波に船が揉まれたり、海が割れるシーンを観ただけで圧倒された! なんだこの世界は! なんてもので表現してるんだ! ストップモーションっていうのか!

CGアニメーションとは違う、手のぬくもりがあるような質感。クレイアニメのようでいて、そうではない雰囲気。

キャラクターの表情が豊か。あんなふうに感情を現すためには、ものすごく細かい作業が必要なんだろうな。つい「ふーん」と観てしまいがちだけど、作り込みぐあいを考えると……うわあ!

ファンタジーの世界なので、あまり日本が舞台という目でみない方がいいと思う。そうなっちゃうと、あちこちにいろいろ文句言いたくなるから。日本風の場所、として割り切った方が楽しめる。

お盆の風景として灯篭流しのシーンがあるけど、あんなふうに「死んだ人がこの世に戻ってくる」という感覚が、西洋の人には興味深いのかもしれない。ストーリー全般に流れているのは、この感覚だ。

おとぎ話として子供に観せたら、興味を持って食い入るように観るかもね。どこかのテレビ局で毎年夏に放送してくれないかな。「火垂るの墓」「サマーウォーズ」に続くものとして。