109シネマズ名古屋で「ジョン・ウィック:チャプター2」を観る。前作を観た時の祈り、というか願いは、通じていなかった。まあ、通じていたら続編なんてできないんだけど。

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映画『ジョン・ウィック:チャプター2』オフィシャルサイト

リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり……。

引用元:映画『ジョン・ウィック:チャプター2』 – シネマトゥデイ

安らかに過ごすことはできなかった男の物語

前作を観た感想で、ボクはジョン・ウィックさんに「安らかにお過ごしください」って書いていたんだけどね。

ジョン・ウィックさんにおかれましては、このあとはどうぞ安らかな生活を送っていただきたいと思います。あなたのこれまでは、波乱万丈な人生でした。特に、ボクが観たこの1時間半をちょっと超えるストーリーの中では。

引用元:映画「ジョン・ウィック」を観た。この男を追い込んではいけない! | 折出けんいちのウェブサイト

続編の今作は、予告編を観たとおり、安らかな生活なんて送ってない。そこがまた、悲しいね。戻りたくないけど戻らざるをえない男の悲しさ。

今作も、ジョン・ウィックの魅力を感じに行きました

前作のパワーにすっかりやられてしまったボクは、続編ができたと聞いて、楽しみにまっていたのです。だって、前作、犬を殺されて車を奪われた男の復讐の話だよ!

そこから、ジョン・ウィックという男がどういうキャリアを歩んできたのか、どんな性格なのかということが徐々に分かってくる。このキャラクターの厚みがおもしろい。そして、ジョンを演じるキアヌ・リーブスのアクション!

前作を思わせる格闘から、さらに規模の増した格闘まで。前半では「そうそう、この感じだった!」と興奮し、後半は「さらにこんなアクションになっていくのか!」と、さらに興奮したのです。

それがこの世界のルールだ

この組織を中心に世界が動いている世界。この組織のルールは絶対。正直、一般市民の存在はほとんどない。そんなところで格闘するの? そんなところで銃を撃つの?

でも、それがいいんですよ。組織の人間の超人的な格闘スキルがあるから一般市民にケガをさせないんだなあ、と、こっちが勝手にいい解釈をしてしまう。スクリーンに出てくるキャラクターがみんな、魅力があるからこそだ。

選択肢なんて、他にいっぱいあるはずなのに、それをしない。苦難の道だってことがわかってるのに、そこを進む。これがジョン・ウィックだ。そして、その生き様をカッコいいと思ってしまう魅力が、彼にはあるのだ。

誰かを追っかけて観るものいいかも

ジョン・ウィックだけじゃなく、登場人物がみんな魅力的だから、誰かひとりを追っかけて観ているのもいいかも。ボクは、コンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ。ああいう立場に憧れる、というのもある。